Facebook社のティーン向け新サービス「Lifestage」についての仕様と考察
こんばんは!!
Facebook社からまた新しいサービスがリリースされましたね!!
(画像引用元:TechCrunch)
動画プロフィールアプリ「Lifestage」はFacebookが放つティーン専用サービス
参照URL:https://marketing-rc.com/report/report-monthly-20160803.html
今回はティーン向けアプリということで、全年齢のコミュニケーションプラットフォームをつくってしまおうという戦略はさすがです。
さて、「Lifestage」とはどんなSNSなのでしょうか。
一言でまとめると「21歳以下のみが利用できるプロフィール共有動画アプリ」です。
ユーザーは与えられたお題(「幸せな顔」「悲しい顔」「好きなもの」「嫌いなもの」など)に沿った動画を撮影し、20人以上のコミュニティでお互いのプロフィールとして公開し、コミュニケーションを図るというものです。
(画像引用元:TechCrunch)
全く新しい仕様だと思いますが、その中でも他のSNSと大きく異なる特徴は下記の3点だと思います。
■21歳以下のみの利用制限
21歳以下のユーザーのみが、自身の情報、そして学校名を入力することで、同じ学校内のユーザーや、近隣学校のユーザーのプロフィールが閲覧可能となります。21歳以下のみが利用できるサービスという特別感により、「一度は使ってみたい」という初期インストールまでの誘導にも上手く作用しているのではないかと思います。
■動画によるプロフィール共有のみ
「Facebook→Twitter→Instagram or Snapchat)」と簡素なコミュニケーションが流行するSNSのティーン市場において、動画のみのプロフィール共有、と、よりシンプルな要素に絞ることで、時代の流れに沿った気軽なコミュニケーションを実現しています。
■同じ学校の生徒が20名以上が参加しなければアプリを利用できない
同学校内で20人以上が登録をしなけばアプリを利用できないという制限を設けている初めてのアプリです。同じ学校内というクローズドな空間での利用者が複数人は必ずいる状況を作り出すことで、物理的な勧誘による新規のアプリDL、そして離脱率の低下までを実現しています。
その他にも、プロフィール更新数によるランキング形式を導入することにより、ゲーム感覚でのSNS利用など、ティーンを飽きさせない仕組みが組み込まれています。※恐らく、毎日何かしらのお題が与えられることによる継続利用を準備しているのでしょう。
(画像引用元:TechCrunch)
個人的には、継続利用するにつれ更新できる情報は少なくなるため、1日の利用時間は短くなっていくのではないかと推測します。そのため、他SNSの可処分所得時間を奪うという認識ではなく、休み時間などの短い時間で複数人をピックアップして確認する、という共存という立場でのアプリなのではないかと思います。
まだiOS版の米国配信のみとのことですが、日本での配信開始直後に爆発的な人気が出そうな予感です。日本での配信日はまだ未定ですので、首を長くして待ちましょう!!
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<ライター紹介>
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塚本 星矢(Tsukamoto Seiya )